第27回日本アカデミー賞優秀作品一覧に戻る
日時: 2004(平成16)年2月20日(金)
場所: 新高輪プリンスホテル 国際館パミール
司会: 関口宏/宮沢りえ

優秀作品賞
最優秀賞/優秀賞
(C)2003「壬生義士伝」プロジェクト

最優秀作品賞 「壬生義士伝」


2000年、最優秀作品賞に輝いた「鉄道員(ぽっぽや)」の原作者でもある浅田次郎の同名小説の映画化。幕末の混乱期を新選組の隊士として波乱の運命をたどった男、吉村貫一郎の物語。混迷する現代社会の汚れや悲しみを洗い流してくれるような、美しくかつ力強い感動作。(松竹=テレビ東京・テレビ大阪=電通=衛星劇場=カルチュア・パブリッシャーズ=IBC岩手放送)

優秀作品賞 「阿修羅のごとく」


「愛」を描き続けた作家、向田邦子の最高傑作を映画化。姉妹というのは、一つの莢の中に育った豆のようなもの。大きく実り、時期がきてはじけると、生き方も考え方もバラバラになってしまう。四姉妹の赤裸々な愛憎劇を通じて「愛」というテーマを見事に描き切り、今を生きる全ての女性へ贈る“四つの愛”の物語。(東宝=博報堂=毎日新聞社=日本出版販売)

優秀作品賞 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」


2003年、かつて空き地だらけだったお台場も、おしゃれなスポットが建ち並ぶ一大観光名所に姿を変え、湾岸署も観光案内、迷子、交通整理などに忙殺される毎日。そんな中、猟奇的な殺人事件が発生。国際的テロ行為、イラク戦争等を背景に、“増殖”した続編は、前作に続き優秀作品賞を受賞。(フジテレビジョン=アイ・エヌ・ピー)

優秀作品賞 「座頭市」


第60回ベネチア国際映画祭「監督賞」受賞作品。オキテ破りの金髪頭、リズムを刻むかのように次々と敵を斬って倒すハイ・スピードの殺陣、迫力あるタップダンスの群舞、コント仕立てのシーンなど、初の時代劇演出に当たって北野武監督が徹底してエンターテインメントを追及した痛快娯楽時代劇。(バンダイビジュアル=TOKYO FM=電通=テレビ朝日=齋藤エンターテイメント=オフィス北野)

優秀作品賞 「スパイ・ゾルゲ」


巨匠・篠田正浩監督が長年構想を温めてきた“ゾルゲ事件”。日本とドイツの最高機密情報を盗み出し、モスクワに送り続け、第二次世界大戦の連合軍勝利をも導いた20世紀最大の国際スパイ、ゾルゲは日本にいた!(表現社=アスミック・エース エンタテインメント=東宝=セガ=日本情報通信コンサルティング=オービック=イマジカ=カルチュア・パブリッシャーズ=テレビ朝日=サミー=フィールズ)
優秀監督賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞森田芳光(阿修羅のごとく)


学生時代から独自の映像感覚で8ミリの自主映画を撮り、「の・ようなもの」で劇場映画にデビュー以来「阿修羅のごとく」で20作目の監督作品。今回で4度目の監督賞受賞。夫といるとき、姉妹でいるとき、一人でいるとき、みんなその表情が違う女性たちの様々な「顔」を、「笑い」と「感動」を軸に演出し、時に深刻で時に笑える恋愛劇として仕上げる。(1950年 東京都)
優秀賞塩田明彦(黄泉<よみ>がえり)


大学在学中より自主映画を製作。卒業後は映画製作の様々な分野で才能を発揮する。2001年「害虫」で第58回ベネチア国際映画祭「現代映画部門」正式出展。今回、梶尾真治の同名小説「黄泉<よみ>がえり」の映画化で監督賞受賞。正確かつ繊細な演出で、究極の悲恋ともいえるラブ・ストーリーを美しく上品な映画に仕上げている。(1961年 京都府)
優秀賞篠田正浩(スパイ・ゾルゲ)


1960年「恋の片道切符」で監督デビュー以来、独特の美意識あふれる映像で、長年日本を代表する監督として数多くの作品を手掛けた篠田監督。この「スパイ・ゾルゲ」で6度目の監督賞を受賞。最新のデジタル技術を駆使して、モダンな昭和初期の銀座の街並みを見事に再現。「この映画を撮れたら、死んでもいい‥‥」と、監督人生の集大成として、怪物「ゾルゲ」をスクリーンに蘇らせた。 (1931年 岐阜県)
優秀賞滝田洋二郎(壬生義士伝)


コンスタントに良質のエンターテインメント映画を送り出す、日本映画界の貴重な存在。常に「今、面白いもの」を見つけて映画化する、独特の感性を持ったヒットメーカーである。今回の「壬生義士伝」は、新選組のなかでも無名の男、吉村貫一郎という人物にスポットを当て、彼の生き様を通して世知辛い現代に問いかけるように、人間愛そして「義」を感動的に描く。(1955年 富山県)
優秀賞本広克行(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


5年前の前作に続き、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!」で2度目の監督賞受賞。キャスト、スタッフ共ほぼ全員が前回と同じという最強メンバーが揃った。「気心が知れている現場でドキドキ感を得るには、新しい試みに挑むこと」というように、最新技術を導入して常に新しい映画製作に挑む姿勢は、今後の日本映画界の発展になくてはならない存在である。(1965年 香川県)
優秀脚本賞
最優秀賞筒井ともみ(阿修羅のごとく)


大学卒業後、スタジオミュージシャン(ヴァイオリン)を経て脚本家に。「必殺シリーズ」、「柳生一族の陰謀」、「東芝日曜劇場」等のテレビ番組でシナリオを担当。第14回向田邦子賞受賞作家が向田文学の最高傑作の脚本を担当し、今回の「阿修羅のごとく」で4度目の脚本賞受賞。うち森田監督とは「それから」「失楽園」に続き3度目のコンビでの受賞。 (1948年 東京都)
優秀賞犬童一心/斉藤ひろし/塩田明彦(黄泉<よみ>がえり)


小説では、死者が数千人規模で蘇るという大掛かりで奇抜な想定ながら、群像劇で多層的な構造が映画化を困難にしていた「黄泉<よみ>がえり」。しかし今回、犬童一心、斉藤ひろし、塩田明彦の3人によるシナリオにより、人々の純粋な想いが奇跡を呼び起こす感動のファンタジー映画として見事に仕上がった。(1960年 東京都)(1959年 東京都)(1961年 京都府)
優秀賞君塚良一(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


萩本欽一氏に師事し、バラエティの構成に携わった後、ドラマの脚本を手がけるようになる。テレビシリーズから一貫して「踊る大捜査線」の世界を支えている。連続ドラマからスペシャル、映画を経て、スタッフ、キャストが劇団の一座のようになっていて、その座付き作家として物語を提供するという。今後もこの一座の公演があることを期待したい。 (1958年 東京都)
優秀賞篠田正浩/ロバート・マンディ(スパイ・ゾルゲ)


満州事変、二・二六事件、そして第二次世界大戦へ…。その時々、日本が世界の中でどう位置していたのか。ゾルゲ事件という歴史的事実を通して、激動に満ちた昭和という特殊な時代を再検証する作品「スパイ・ゾルゲ」。構想は20年前からあったという。世界の中で、現在の日本の状況や立場を見て、今が発表の時だったのだろう。(1931年 岐阜県)(1948年イギリス・ロンドン)
優秀賞古厩智之(ロボコン)


「ロボコン」で念願の娯楽作品に挑戦し、見事脚本賞を受賞。理数系の青春をテーマにするという斬新な発想で、ロボットコンテストに注目し、今までにないタイプの青春映画を作り上げた。青春ものというとどうしてもスポーツというイメージが強かったが、今回のこの作品をきっかけに、今後また新しいジャンルの青春映画が作られるだろう。(1968年 長野県)
優秀主演男優賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞中井貴一(壬生義士伝)


数々の映画祭で名前が挙がらない年はないと言っても過言ではない。幅と深さと確かさをもった演技力で、今や日本映画に欠かせない存在である。「壬生義士伝」では、新選組の一員として戦いの中に身を投じ、守銭奴とさげすまれながらも、家族を守るため真っ直ぐに、そして純粋に生きた吉村貫一郎役で、今までにないヒーロー像を見事に演じた。(東京都出身)
優秀賞織田裕二(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


代表作となった「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」で3度目の主演男優賞受賞。クランクイン前に自ら進んで本読みを行ったという程、本作品に対する並み並みならぬ意気込みが感じられる。前作から5年経ち、成長した青島刑事そのままに俳優としての成長も歴然としている。何処まで進化し続けるのか、今後の活躍を期待せずにはいられない。(神奈川県出身)
優秀賞西田敏行(ゲロッパ!)


全篇70年代のR&B、ソウルミュージック溢れる「ゲロッパ!」でヤクザの組長、羽原大介役を熱演。これで7度目の主演男優賞受賞となる。収監を数日後に控えた羽原には、やり残していた事が二つあった。生き別れた娘と、大好きなジェームス・ブラウンに会うこと。関西弁も完璧にマスターし、歌、ダンス、ビジュアル。どれをとっても正にハマリ役。 (福島県出身)
優秀賞藤原竜也(バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌<レクイエム>)


「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌〈レクイエム〉」で前作に続き2度目の主演男優賞受賞。前作から3年。前回のバトル・ロワイアルで失った仲間への想い。全世界の大人を敵に回し、ゲリラ戦を展開する国際テロリストとして生きてきた背景を表現しようとする想い。製作途中で急逝した故深作欣二監督に対する想い。成長した七原秋也の迫真の演技に様々な想いが感じ取れる。 (埼玉県出身)
優秀主演女優賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞寺島しのぶ(赤目四十八瀧心中未遂)


第119回直木賞受賞作「赤目四十八瀧心中未遂」の映画化で初の主演女優賞を受賞。映画化の話もない頃から、自ら主演を懇願したという。自然な演技ではなく、あえて役に成りきって芝居をするようにしたという鬼気迫る演技は、まるで“赤目”のヒロイン綾が乗り移ったかのようだ。その伸びやかな表現力と幅広い演技で、今最も注目を集める女優である。(京都府出身)
優秀賞上戸彩(あずみ)


初の主演映画となる「あずみ」で主演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞。過酷なアクションシーンも進んで演じ、額を切り血が止まらなくなるというアクシデントも起きたが、殆ど全てを自分自身で演じきり、その力強い意志のこもった目で観客を射抜く。洗練された殺陣もさることながら、刺客、そして女として、残酷な運命に立ち向かう“あずみ”を最大限に演じている。(東京都出身)
優秀賞大竹しのぶ(阿修羅のごとく)


2000年、降旗康男監督作品の「鉄道員(ぽっぽや)」での最優秀主演女優賞に続き、今回の「阿修羅のごとく」で7度目の主演女優賞を受賞。年老いた父親に愛人と隠し子疑惑が発覚。その対応に大わらわする四姉妹の長女綱子役を熱演。その確かな演技力には貫禄さえ感じられる。助演女優賞も最優秀賞を含め過去5回受賞。日本を代表するベテラン女優の一人と言っても過言ではない。(東京都出身)
優秀賞竹内結子(黄泉<よみ>がえり)


「黄泉<よみ>がえり」で今回初の主演女優賞を受賞。死んだ恋人の蘇りを願う葵。気の強そうな性格だが実は繊細で、恋人に蘇って欲しいと願いつつも、幼なじみで、死んだ恋人の親友でもある平太に側にいて欲しいと思う。複雑で難しい気持をピュアな演技で表現している。若手ながら存在感のある女優へと着実に成長を続け、注目を集めている。(埼玉県出身)
優秀賞観月ありさ(ぼくんち)


「ぼくんち」でこれまでのアイドル的イメージから一転、二人の幼い子供達を母性をたたえて見守る明るく強い姉という役柄で奥の深いキャラクターを体当たりで演じ、俳優としての新境地を開いている。我が子に母親である事も告げられずに姉として接し、人に預けてしまう悲しくも切ない気持を、後ろ姿で表現するラストシーンに演技の深さを感じる。 (東京都出身)
優秀助演男優賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞佐藤浩市(壬生義士伝)


強烈な存在感と的確な演技力で、日本を代表する俳優の一人として欠かせない存在。「壬生義士伝」では、新選組のなかでも“ヒーロー”ではない男、死を恐れずにいながらも生き残っていく、斎藤一役を熱演。この作品に出演するにあたって、同作品で主演男優賞を受賞した中井貴一と競演するのが一番の楽しみだったという。(東京都出身)
優秀賞浅野忠信(座頭市)


90年に松岡錠司監督「バタアシ金魚」で映画デビュー。バンド活動、イラストレーターとしての顔など、存在自体が若者の絶大な支持を受けている。「座頭市」で助演男優賞を受賞。北野監督が考案した殺陣を3ヵ月間特訓し、抜群の運動神経でマスターしたというシャープな立ち回りは必見。カメラの前に立ったときに発する存在感は本物と監督も絶賛。 (神奈川県出身)
優秀賞中村獅童(阿修羅のごとく)


昨年「ピンポン」での新人俳優賞受賞に続き、今回は「阿修羅のごとく」で助演男優賞を受賞。興信所に勤め、父の浮気調査を依頼してきた三女の滝子に恋心を寄せる勝又役を一生懸命に演じ、独特のキャラクターを見事に演じた。これまでに演じたことのないキャラクターで、新しい役柄に挑戦し、一段と演技の幅を広げ、今後ますます目が離せない。(東京都出身)
優秀賞三宅裕司(壬生義士伝)


俳優としてのみならず、名司会者として数々のTV・ラジオ番組を盛り上げ、又自らが主宰する劇団では演出もこなすマルチエンターティナー。軽妙洒脱なキャラクターを演じるコメディタッチの作品が多い中、今回「壬生義士伝」でシリアスな役柄に挑戦。職務と友情との板ばさみに苦悩する主人公の幼なじみという、困難だが重要な役を見事に演じている。(東京都出身)
優秀賞柳葉敏郎(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


87年、映画初出演「南へ走れ、海の道を!」で新人俳優賞受賞。助演男優賞は、89年の「四月怪談」「ダウンタウンヒーローズ」と99年「踊る大捜査線」に続き3度目の受賞。今回の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」でも、冷静沈着な室井役を好演。登場人物の人間関係にアクセントを加える大切な役で存在感をアピールしている。 (秋田県出身)
優秀助演女優賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞深津絵里(阿修羅のごとく)


97年、森田監督作品「(ハル)」で主演女優賞を受賞。今回「阿修羅のごとく」で2度目の助演女優賞を受賞。この作品に参加できて嬉しかったと言うとおり、人とのコミュニケーションを取るのが苦手で、恋愛に関しても慎重で臆病な女性を、葛藤はありながらも姉妹や家族という肉親の中にある何か暖かいものを楽しんで、自然に演じていた。(大分県出身)
優秀賞大楠道代(座頭市)


81年「ツィゴイネルワイゼン」、01年「顔」に続き「座頭市」で3度目の助演女優賞受賞。脚本も撮影もどんどん変わる北野演出。その変更に「やられた!」と言いながらも撮影を楽しめたのは、キャリアのなせる技。宿場町のはずれの草葺屋に住み、畑の野菜を町で売って細々と暮らすおうめ役。人情味溢れる安定したベテランの演技に益々磨きをかけている。 (中国出身)
優秀賞中谷美紀(壬生義士伝)


今回「壬生義士伝」で初の助演女優賞を受賞。芯が強く凛としてそのうえお茶目、気持ちは純粋で天真爛漫。幕末を必死に生き抜く男達の中で、ひと際明るく輝きながらも、最後は自害するという、強くもはかない女を熱演。映画・TVにとどまらず、絵本の出版など幅広い分野で活躍し、才能に溢れた女優として、今後最も期待される一人である。(東京都出身)
優秀賞深津絵里(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


90年「満月のくちづけ」で新人俳優賞を受賞。前回の「踊る大捜査線」に続き、「踊る大捜査線THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」でも助演女優賞を受賞。毎回強力なキャラクターが顔を揃えるシリーズ作品の中で、確かな演技力と豊かな表現力で少しも引けを取らずに重要なキーパーソンとして常に存在をアピールしている。(大分県出身)
優秀賞八千草薫(阿修羅のごとく)


79年~80年に放送されたテレビドラマ「阿修羅のごとく」のときは次女の巻子役だったが、今回は四姉妹の母親役で助演女優賞を受賞。夫の不貞にも気がつかないふりをし、全てを受け入れ包み込むような妻、そして母という役どころは正に当たり役。ひと昔前の昭和という時代背景ともマッチし、家族を題材にした日本映画には欠かせない存在感を醸し出している。(大阪府出身)
優秀音楽賞
最優秀賞鈴木慶一(座頭市)


賞や罰には縁がなく、日本アカデミー賞よりも日本アマチュア音楽賞の方が似合っている様な気もしますが、喜んで賞をいただきます。このプロジェクトに誘ってくれた北野武監督と森昌行プロデューサー、ザ・ストライプス、スタッフの皆さんに心からお礼申し上げます。又、スペインからトロフィーを持ち帰ってくれた浅野忠信さんに感謝。~今回、「座頭市」で初受賞。 (1951年 東京都)
優秀賞池辺晋一郎(スパイ・ゾルゲ)


「スパイ・ゾルゲ」は、構想当初より篠田監督から話を伺っていた映画。監督渾身の、最後の、しかも監督の親友・故武満徹さんに捧げる作品。武満さんは僕も親しかった尊敬する大先達です。緊張しました。ギター一本やパイプオルガンの作曲から拙作交響曲、さまざまな既製曲のコラージュなど、音楽監督としてやり甲斐のある、実に素敵な仕事でした。(1943年 茨城県)
優秀賞大島ミチル(阿修羅のごとく)


素敵な監督やスタッフと共にこの作品に関れた事は、作曲家として何よりの喜びです。そして「阿修羅のごとく」の原作者である向田邦子さんは私にとって憧れの女性でもあります。時代を超えても心に残る作品を一所懸命これからも書いていきたいと思っています。ありがとうございました。~今回の「阿修羅のごとく」で4度目の受賞となる。(1961年 長崎県)
優秀賞千住明(黄泉<よみ>がえり)


この賞をいただくのは、「黄泉<よみ>がえり」で3度目となります。音楽家である僕が映画音楽の世界にも魅了される理由は、同時代を生きる多くのクリエーター達とのコラボレーションが出来、新しい自分の発見の場にもなるからです。映像音楽に携わって約20年、出会い、育てていただいた全ての人達によっていただいた賞だと思い、精進して行く所存です。 (1960年 東京都)
優秀賞松本晃彦(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


2度目の受賞を、光栄に、嬉しく思います。「踊る大捜査線 THEMOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は続編ということで、前作の曲想をそこなわずに広げていくことを心がけました。作品に迫力感やタッチの軽妙さが求められながらも、作業の中でやはり生楽器の響きなどへ収斂されていったことも、興味深いものがありました。(1963年 東京都)
優秀撮影賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞柳島克己(座頭市)


「座頭市」は勝新太郎さんの人気シリーズでした。今回リメイクするに当たって、北野監督は現実的な事よりも観て楽しんでくれるような事をいろいろと発想してきました。我々もそれらの発想を生かそうとした事がこの賞に繋がったとすれば嬉しい限りです。~02年「GO」、03年「Dolls <ドールズ>」に続き3年連続の受賞。(1950年 岐阜県)
優秀賞北信康(阿修羅のごとく)


素晴らしい作品に巡り合い参加出来た事、そして監督を始めとしてスタッフ、キャスト一同で全力を尽くし「阿修羅のごとく」を創り上げた結果、この様な名誉ある賞をいただけた事を大変嬉しく思います。カメラを通して観る「阿修羅のごとく」は大変素晴らしく、お芝居を切りとっていくという撮影者ならではの喜びを感じさせていただきました。(1960年 香川県)
優秀賞鈴木達夫(スパイ・ゾルゲ)


サイレントからトーキー、モノクロからカラーの時代へと、問題を残しながらも移って来て、今、フイルムからデジタルへと大きく変わろうとしている中で、古いものと新しいものとが共存して幅広い映像表現が可能になっていくのは喜ばしいことと思います。尤も、私などは、いまだにモノクロが気になるのですが。~「スパイ・ゾルゲ」で8度目の受賞。 (1935年 静岡県)
優秀賞浜田毅(壬生義士伝)


「我々の時代劇」を作りたいと願って取り組んだ「壬生義士伝」。滝田監督以下スタッフ、キャストと一丸になってやってきた事が、この様に評価されうれしい限りです。滝田監督と出会い、中井さん、佐藤さん、三宅さん等キャストと出会い、そして素敵なスタッフと出会った事でここまで来られました。皆に感謝し、共に喜びを分かちあいたいと思います。 (1951年 北海道)
優秀賞藤石修(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


前作のプレッシャーの中、毎日が緊張の連続でした。その緊張を励みにスタッフ全員の力が発揮でき、このような賞をいただける事を光栄に思います。観客を裏切らない様に敢えて前作と同じ事もやり、また新しい技術HD24Pの可能性を少しは引き出せたと思います。~今回、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」で2度目の受賞。 (1954年 新潟県)
優秀照明賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞高屋齋(座頭市)


仕事を評価していただいて嬉しく思います。北野監督の作品では、前と同じことをやっていては通用しないので、いつも緊張感を持って現場に臨んでいます。今回も大変な部分がありましたが、楽しみながら、やらねばならぬことを一つ一つ積み重ねていったという感じです。それは今までと変わりません。~「座頭市」で5度目の受賞。(1949年 青森県)
優秀賞渡邊孝一(阿修羅のごとく)


「阿修羅のごとく」での受賞は、本当に感慨深いものがあります。大部分がスタジオ撮影で、大変な準備もありましたが、リアルライティングの映像化を自分なりに追求できたと感じています。森田組に参加して、映画作りはチームワークだなと再認識しました。スタッフ、キャストの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。(1956年 福島県)
優秀賞三上日出志(スパイ・ゾルゲ)


篠田正浩監督最後の作品に、撮影鈴木達夫氏はじめ多くの大先輩の中で携わることが出来た幸運に加えて、このような賞をいただきまして誠に感謝の極みです。この栄光の下に微力ながら日本映画の発展に少しでも貢献出来ますよう努力致します。選考してくださいました皆様有り難うございました。~「スパイ・ゾルゲ」で優秀照明賞を初受賞。(1963年 青森県)
優秀賞長田達也(壬生義士伝)


京都スタッフとの混成で時代劇を担当するということで、近くて遠い京都の伝統ある時代劇に、まるで壬生義士の隊士になったような緊張感を久しぶりに味わいました。この様な体験の上に優秀賞をいただけたことに、サポートしてくれた京都スタッフに感謝いたします。~今回、「壬生義士伝」で、97年「Shall we ダンス?」以来、3度目の受賞。(1952年 山梨県)
優秀賞加瀬弘行(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、連続ドラマから参加した思い入れの強い作品で、参加出来た事はうれしい限りです。24Pカメラでの現場では、藤石氏を中心に新たな試みもあり多くの事を学びました。評価が得られた事は喜ばしく、自分の財産になりました。苦楽を共にした仲間達と、素晴らしい作品に出会えた事に感謝しています。(1965年 千葉県)
優秀美術賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞及川一(スパイ・ゾルゲ)


賞といえば中学の頃のポスターコンクール入賞位のもので、名誉あるこの賞をいただき、本当に驚いております。この作品を一緒に作り上げたスタッフの皆様、初めての出会いにもかかわらず、この大作の美術を任せて下さった篠田監督に心より感謝しております。ありがとうございました。~今回、「スパイ・ゾルゲ」で初受賞となる。(1954年 秋田県)
優秀賞磯田典宏(座頭市)


金髪+タップダンス+時代劇。果たして美術的に成立する事が出来るのか、非常に悩みながら「座頭市」の準備を始めたのを思い出します。約6ヶ月間、美術部全員タップダンスのリズムに乗って駆け抜けました。結果、多くの人々に評価して頂き、大変光栄です。北野武監督を始めキャスト、スタッフ全ての関係者の皆様に感謝します。(1952年 長崎県)
優秀賞部谷京子(陰陽師<おんみょうじ>Ⅱ)


「陰陽師<おんみょうじ>Ⅱ」での優秀美術賞、有難うございます。初めての続編でしたが、安倍晴明宅以外は全て新しいセットで、お話がスケールアップした分、大いに楽しんで創らせていただきました。出雲族の表現をはじめ、思い入れ深いセットばかりです。日常から非日常まで、これからも映画の世界の中で楽しみたいと思っています。 (1956年 広島県)
優秀賞部谷京子(壬生義士伝)


先ずはスタッフ、キャストの皆様、特に京都で参加して下さったスタッフの皆様に感謝申し上げたいと思います。東京から乗り込んで、あんなにも自由に暴れさせて下さった懐の深さに感謝します。毎日が刺激的で楽しく、日記にも書ききれないほどの熱い想いが漲った作品、それが「壬生義士伝」です。京都の良いところをいっぱい吸収させていただきました。(1956年 広島県)
優秀賞山﨑秀満(阿修羅のごとく)


新しい作品に入るといつも緊張しますが、「阿修羅のごとく」ほど、緊張した事はありません。森田組、そして豪華なキャスト、スタッフの皆様。なかなかこの様な作品には巡り合えないと思っています。どうしてこのフィールドに居られるのかと思いつつ、本当に毎日、毎日、緊張の連続で仕事をさせていただきました。監督、スタッフの皆様に感謝します。 (1954年 福岡県)
優秀録音賞
(C)日本アカデミー賞協会
最優秀賞堀内戦治(座頭市)


今回「座頭市」において、日本アカデミー賞優秀録音賞をいただき、ありがとうございました。監督及びスタッフのおかげです。特に録音スタッフの努力にお礼を言いたいと思います。今後もこの賞を励みに精進したいと思います。~99年「HANA-BI」で初受賞。今回、「座頭市」で2度目の受賞となった。(1943年 東京都)
優秀賞芦原邦雄(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


1作目からのスタッフ、キャストと5年目の再会の中で、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」では、最大限97%同録にこだわりました。シネスコでもある事から音にもスケール感をと考えました。作品を御覧いただいた方々に、効果、音楽と共に、スケールのある音域を楽しんでいただけたらうれしいです。~今回で2度目の受賞となる。(1952年 宮城県)
優秀賞小野寺修(壬生義士伝)


今はデジタルが主流の音の世界ですが、台詞はアナログの音にこだわってみました。音楽を担当された久石譲さんと初めて仕事ができた事をうれしく思っています。また、撮影スタジオの松竹京都スタッフに感謝いたします。~昨年の「命」に引き続き、今回、「壬生義士伝」で、4年連続、計11度目の優秀録音賞受賞となる。(1949年 宮城県)
優秀賞瀬川徹夫(スパイ・ゾルゲ)


篠田監督はこの「スパイ・ゾルゲ」を最後に映画監督を引退されるということで、スタッフ一同心を引締めて撮影にあたったものです。また、フルデジタル・コンテンツに挑戦しようという監督の意気込みに、私も大いに意欲を燃え立たせたものでした。今回の受賞は監督最後の作品にささやかながら貢献出来たものと心から嬉しく思っています。 (1943年 岩手県)
優秀賞橋本文雄(阿修羅のごとく)


この受賞は、私と同じ映画に携わっている人達に選ばれた事で、大変嬉しく思います。最初にこの賞をいただいたのは、1980年度、第3回の時でした。これ迄やってこれたのも、御一緒した監督を始め、スタッフの皆さんの協力があっての事、大変感謝しています。これからも一作一作を大切に頑張りたいと思います。~「阿修羅のごとく」で10度目の受賞。(1928年 京都府)
優秀編集賞
(C)日本アカデミー賞協会
優秀賞北野武/太田義則(座頭市)


日本アカデミー賞優秀編集賞に「座頭市」を選んでいただき、大変嬉しく思います。時代劇なのに、タップダンスの凄さと楽しさを、編集しながら感じた作品でした。これからも賞を励みに頑張りたいと思います(太田談)。~99年「HANA-BI」に引続き北野監督との2度目の受賞。(1947年 東京都)(1961年 神奈川県)
優秀賞奥田浩史(スパイ・ゾルゲ)


日本アカデミー賞の各賞を受賞した皆様おめでとうございます。苦難を乗り越えてきたスタッフの方々と、この日、この会場で再会できることをうれしく思います。御指導してくださった監督、スタッフ、諸先輩の方々に改めて感謝いたします。これからも日々勉強と研究を続けていきたいと思います。~今回、「スパイ・ゾルゲ」で初受賞。(1971年 神奈川県)
優秀賞田口拓也(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)


テレビシリーズの頃から携わっていた「踊る大捜査線THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」。あの頃と何ら変わらぬ気持ちで挑み大ヒットという素晴しい結果が出せた。本広監督を始め、馴染みのキャスト・スタッフと受賞できたことが何よりも嬉しい。ありがとうございました。~昨年の「Returner<リターナー>」に続いて2度目の受賞となる。 (1966年 神奈川県)
優秀賞田中愼二(阿修羅のごとく)


映画の仕事はデジタル化しましたが、「阿修羅のごとく」は、アナログ色の濃い作品に仕上がりました。自分でも好きな映画の1本です。こういう作品で賞をいただく事を、大変嬉しく思います。~第21回日本アカデミー賞優秀編集賞を「失楽園」(森田芳光監督)で初受賞。今回、「阿修羅のごとく」で2度目の受賞となる。(1958年 山口県)
優秀賞冨田功/冨田伸子(壬生義士伝)


冨田功との最後の共同作業になった「壬生義士伝」で受賞できたこと、大変光栄に思います。冨田と一緒にこの喜びを分かち合えないことが残念でなりませんが、この賞を励みにこれからも頑張ってゆきたいと思います。~冨田功は、今回を含め生涯で5度の受賞に輝いた。冨田伸子は2度目の受賞となる。(1957年 東京都 2002年逝去)(1964年 香川県)
優秀外国作品賞
最優秀賞戦場のピアニスト


原作はポーランドの名ピアニストで国民的な作曲家W・シュピルマンが自らの奇跡的生還体験を描いた回想録。立場の違いを超えて命がけで彼を救った人々の闘い。そして最後まで彼を支え続けた音楽への想い。監督ロマン・ポランスキーでなければ撮れなかった、魂を揺さぶる真実の物語。彼が自らの原点に立ち返った渾身の一本。(東芝エンタテインメント)
優秀賞シカゴ


罪が罪でなくなる街―――1920年代シカゴを舞台に、スターを夢見てしたたかに生きる女たちと、名声を操る男の思惑が交錯する、華やかで刺激的な物語。演劇史上に燦然と輝く名作が遂に完全映画化。監督ロブ・マーシャルの指揮の下、映画界、演劇界、双方の最高のスタッフが結集した作品。(ギャガ=ヒューマックス)
優秀賞めぐりあう時間たち


マイケル・カニンガムの同名ベストセラーを、スティーヴン・ダルドリー監督が完全映画化。「ダロウェイ夫人」をモティーフに、歓びと哀しみ、驚きと感動、人生に潜むミステリーを鮮烈に切り取ったエンタテインメント・ロマンである。時を超えて企画される三つのパーティー。それぞれの時間に生きる三人の女はやがてひとつの物語へと紡がれていく… (アスミック・エース=松竹)
優秀賞猟奇的な彼女


若い世代のリアルなサブカルチャーワードとなった“猟奇”。まさにネット世代から生まれた新世紀映画である。生意気で、恐ろしく凶暴、でも正義感に溢れる超キュート“彼女”をヒロインにしたこの映画は、幅広い観客、とりわけ若い女性の共感と感動を誘い社会現象にまで発展した。韓国史上最高のラブ・ストーリー。(東芝エンタテインメント)
優秀賞ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔


1954年に第1巻が出版されて以来、冒険ファンタジーの原点として世界中の人々を魅了してきたJ・R・R・トールキン原作「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の第2部。胸に迫る新しい出会いと別れ。それでも指輪を捨てる旅は続く。二つの塔が手を結び、巨大化した闇の勢いが中つ国の支配をもくろむ。(ヘラルド=松竹)
新人俳優賞
優秀賞市原隼人(偶然にも最悪な少年)


2001年、岩井俊二監督作品「リリイ・シュシュのすべて」の主役に抜擢され、鮮烈なデビューを飾る。TVドラマ「僕の生きる道」、映画「T.R.Y.〈トライ〉」、「黄泉<よみ>がえり」など話題映画に数多く出演。「偶然にも最悪な少年」では日本で生まれた韓国人の少年が繰り広げる過激な世界を熱演し、若者の支持を集める。ステップ・アップを続ける注目の俳優。 (神奈川県出身)
優秀賞オダギリ・ジョー(あずみ)


98年、2年のアメリカ留学から帰国。「Platonic Sex プラトニック・セックス」「金融腐食列島 呪縛」「目下の恋人」「アカルイミライ」など話題映画に数多く出演。映画を中心にテレビ、舞台で俳優として活動する一方、自作の絵や文章などの創作活動にも力を入れている。「あずみ」では妖艶で不気味な狂気に満ちた悪役を見事に演じ、独特の世界を作り上げた。(岡山県出身)
優秀賞藤木直人(g@me.)


映画、ドラマ、CMと目覚しい活躍を見せる期待の若手俳優。早稲田大学在学中、映画「花より男子」で役者デビュー。クールな二枚目を演じた「Love Revolution」でその人気を決定的なものにした。映画初主演となる「g@me.」では原作者・東野圭吾をして「イメージ通りのキャスティング」と言わしめた。計り知れない才能を兼ね備えた逸材。(千葉県出身)
優秀賞石原さとみ(わたしのグランパ)


27thホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール2002」に応募し、32,109人の中から見事グランプリを受賞。その1ヶ月後に「わたしのグランパ」の撮影がスタート。デビュー作が主役というシンデレラガールだが、とてもデビュー作とは思えない堂々とした演技で注目を集める。今後の活躍が大いに期待される。(東京都出身)
優秀賞上戸彩(あずみ)


2001年人気TVドラマシリーズ「3年B組金八先生」で性同一性障害の女子中学生役を演じて一気に注目を浴びる。そして「高校教師」では主役を演じて大ブレイク。歌、CM、ドラマ、映画等で活躍をみせている。今回の「あずみ」が初の主演映画だが、アクションにも体当たりで挑戦し、その力強い演技に大器の片鱗を覗かせる。(東京都出身)
優秀賞長澤まさみ(ロボコン)


2000年第5回東宝シンデレラにて35,153人の中からグランプリに選ばれ、同年「クロスファイア」で映画デビュー。その後も「なごり雪」「黄泉<よみ>がえり」など話題映画に数多く出演。デビュー以来順調に映画のキャリアを積んできた彼女だが、「ロボコン」で映画の面白さを知ったという。女優として大きく成長した彼女の今後の活躍が楽しみだ。(静岡県出身)
協会特別賞
優秀賞佐々木史朗(プロデューサー)


1939年、大連市生まれ。演劇・放送界を経て、78年より87年まで日本アートシアターギルド(ATG)の代表を務め、一貫して新人監督の発掘に力を傾注、数多くの貴重な才能を世に送り出す。85年には第一回東京国際映画祭のプロデューサーとして活躍。95年には(株)オフィス・シロウズを設立。近年、沖縄を拠点として画期的な映画製作・配給システムによる「ナビィの恋」(99年)、「ホテル・ハイビスカス」(03年)を成功させて注目された。
優秀賞福島宥行(タイミング)


1941年、愛知県生まれ。60年に(株)東京現像所に入社、タイミング助手となる。69年に「あゝ陸軍隼戦闘隊」でタイミング技師に昇格し、以後、今日に至るまで約250を超える作品を手がける。過去に担当した主な作品は「あゝ野麦峠」「人間の約束」、中国映画「覇王別姫<さらば我が愛>」「紅夢」「哀恋花火」。近年担当作品としては「誘拐」「どら平太」「たそがれ清兵衛」「アイラヴ・ピース」「赤い月」などがある。
優秀賞福本清三(俳優)


1943年、兵庫県生まれ。58年、15歳で東映京都撮影所に入り、その後専属演技契約者として採用。以来45年間、いわゆる大部屋俳優として<斬られ役>専門に徹し、時代劇、仁侠映画など240本を超える作品に出演。セリフ無し、斬られ殺された回数は、20,000回に及ぶ実績を誇る。最新作の世界的大ヒット映画「ラストサムライ」では、内外を問わず多大な評価を得た。著書に「どこかで誰かが見ていてくれる-日本一の斬られ役・福本清三-」がある。
話題賞

作品部門:「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」


俳優部門:上戸彩(「あずみ」)