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 昨年から始まった岩手県宮古市での《みやこほっこり映画祭》に「映画で東北を応援する」目的で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞三作品を提供しました。
11月22~24日3日間の模様をリポートします。

 11/22(金) 東京~盛岡は2時間20分。盛岡から更に2時間かけて宮古を目指します。地域最大のショッピングセンター・マリンコープの2階にあるメイン会場のシネマリーン(スクリーン1と2があり、それぞれのキャパは82、62)は、三陸唯一の劇場です。映画祭のオープニング作品は、最優秀外国作品賞受賞の「最強のふたり」20時からのレイト上映です。
 宮古のメインストリート・末広通りで19時から行われる映画祭のレセプションに顔を出した後、再び劇場へ。櫛桁支配人曰く『実は劇場として、レイトショーの経験がないのでお客さんがちょっと心配です』と。映画祭オープニング上映の入場者は32人。支配人もホッとした表情です。劇場では今年になってから「最強のふたり」を上映したとの事ですが、入場者の中でリピーターは1人だけ。映画祭が新しいお客さんを掘り起こしたことになります。鑑賞後の感想も『こんなに面白い映画だとは思わなかった』など大好評でした。
 劇場ではこの集客に自信を深め、今後レイトショーを積極的に検討したいとのことでした。
 11/23(土)この日は、日本アカデミー賞受賞作品の上映はなかったので、朝の劇場オープニングの様子を覗いてから、海岸線の津波被害の大きかった地域へ向かいました。改修が進み水揚げも復活している宮古漁港を見てから、被害が一番大きかった田老地区へ。ここには“万里の長城”と呼ばれた高さ10mの大堤防がありましたが、津波はその上を越えたとのでした。現在、地区の多くのみなさんは車で10分程の仮設住宅で暮らされていて、高台移転の計画が進んでいるとのことです。
 午後は、映画祭の新作上映作品「女たちの都~ワッケンオッゲン~」を鑑賞。町起こしに奮闘する天草の女たちを痛快に描いた愉快な映画です。ダメ男たちと『心を元気にするには祭りをやらねば』と快活に踊る大竹しのぶ以下女性陣のギャップも愉しい快作でした。


来場者サービスのポップコーンマシン
 11/24(日) 第2回ほっこり映画祭も最終日。午後12時40分から《ほっこりまちなかシアター・りあす亭》で、最優秀アニメーション作品賞受賞の「おおかみこどもの雨と雪」ブルーレイ上映が行われました。りあす亭は多目的ホールで、道に面した窓を暗幕で覆った場内は、家族連れで一杯になりました(子供30名、大人20名)。
 未就学児もいましたが全員2時間集中して鑑賞。『面白かった!』『ちょっと難しかった』と観終わった後の表情も輝いていて、一緒に観た大人たちも大満足の様子でした。

 夜はシネマリーンで、いよいよクロージング作品、第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「桐島、部活やめるってよ」の上映です。支配人によると『実はこの作品、ここではまだ上映していないんです』との事。と言うことは記念すべき初上映を日本アカデミー賞がサポートできたことになります。お客さんの来場も勢いがあり、日曜夜の上映にもかかわらず40人が詰め掛けてくれました。来場のみなさんにこの作品で第36回日本アカデミー賞新人を受賞した東出昌大さんと橋本愛さんの〈サイン色紙プレゼント〉を佐藤貴博プロデューサーが約束してくれたとの告知をして上映開始。観客の反応も素晴らしく、終映後は色紙争奪ジャンケン大会で大いに盛り上がり、こうして第2回《みやこほっこり映画祭》は無事終了しました。第2回映画祭は上映作品数を絞ったものの入場者数は前回を上回ったとのこと。
[ 第1回 17作品(20回上映)460人 * 第2回14作品(16回上映)509人 ]
 日本アカデミー賞協会として、ご協力いただいた配給会社・製作委員会各社を始め、多くの関係者の皆様に心から感謝申し上げます。


授賞式で各受賞者にサインしてもらったポスターを初お披露目!


配布資料
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