今田美桜「東京リベンジャーズ」
【受賞コメント】
この作品は、コロナ禍で何度も何度も撮影がストップしてしまった作品でしたが、それだけにキャストとスタッフの皆さんの熱量が、すごく長く込められた作品ではないかと思っています。その中でこういう素敵な賞をいただけて、本当に心から皆さまに感謝しております。改めてこれからも頑張りたいと思いました。
【受賞者紹介】
地元の福岡県でのモデル活動などを経て、上京後に女優業へ進出。15年「罪の余白」で映画初出演。映画祭上映などを経て18年に劇場公開された短編「カランコエの花」で映画初主演。18年のTVドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS)などで注目を集め、『Yahoo!検索大賞2018』女優部門賞を受賞。本作では、主人公・花垣武道の高校時代の恋人・橘日向を可憐に演じ、主人公の命がけのリベンジの原動力となる紅一点のヒロイン役を務めた。21年は他に、連続テレビ小説『おかえりモネ』(21/NHK)などがある。
西野七瀬「孤狼の血 LEVEL2」
【受賞コメント】
本作と前作、両作品に携わって作り上げてくださったスタッフの皆さんの思いや力が、そのまま映画の力となってたくさんの人の心に届いたからこそ、この受賞に結び付いたのだと思っています。これからもご縁があって出会う作品があれば、誠意をもって、熱意をもって、その作品と向き合い、楽しみながら映画作りをしていきたいと思います。これからも頑張ります。
【受賞者紹介】
オーディションを経て、12年に乃木坂46の1期生メンバーとしてCDデビュー。18年末の卒業まで同グループの中心メンバーとして活動しつつ、モデル業や女優業にも進出。17年「あさひなぐ」で映画初出演にして初主演。本作では、主人公のマル暴刑事・日岡秀一と親密なスナックのママ・近田真緒を体当たりで演じ、女優としての幅を広げる新境地を見せた。今回、助演女優賞とのダブル受賞。21年は他に「鳩の撃退法」「あなたの番です劇場版」、TVドラマ『言霊荘』(EX)、舞台『月影花之丞大逆転』などがある。
三浦透子「ドライブ・マイ・カー」
【受賞コメント】
本当に私は作品に恵まれていたなと、改めて実感しています。自分の持っている能力以上のパフォーマンスを引き出していただいたと思っています。本作に関わっていたき、支えていただいたスタッフ・ャストの皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。一人でももっと大きなことができるように、もっと大きな人間になれるように頑張ろうと、今日改めて思いました。
【受賞者紹介】
02年に5歳でCMデビューし、同年の連続TVドラマにも出演。15年からは歌手活動も始め、19年の「天気の子」の主題歌と挿入歌のボーカルを務めて注目される。本作では、主人公・家福悠介の愛車の専属ドライバー・渡利みさきを演じるため運転免許を取得。寡黙ながらも主人公の心を動かす重要な役割を担った。第95回キネマ旬報ベスト・テンと第43回ヨコハマ映画祭で助演女優賞、第13回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞などを受賞。21年は他に「スパゲティコード・ラブ」「彼女が好きなものは」がある。
吉川愛「ハニーレモンソーダ」
【受賞コメント】
本作では、私自身とは真逆の女の子・石森羽花ちゃんを演じさせていただき、羽花ちゃんという女の子がちゃんと存在しているか、わざとらしくないかなど、不安ばかりでしたが、この作品で受賞できて本当に嬉しいです。どんどん上を目指して、いろんな作品で役を演じて、いろんな方に憧れられる女優さんになれるように頑張りたいと思います。
【受賞者紹介】
5歳でCMデビューし、数々の映画やTVドラマに出演。学業に専念するため、一時芸能活動を休止したが、現在の芸名で17年のTVドラマより女優復帰。20年「転がるビー玉」で映画初主演。本作では、主人公・三浦界に恋心を募らせるヒロイン・石森羽花を演じ、いじめられていた過去を持つ内気だった少女の変化と成長を表現して見せた。21年は「ラーヤと龍の王国」の吹替版で声優を務めた他、TVドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(YTV)『就活生日記』(NHK)などがある。
磯村勇斗「ヤクザと家族 The Family」「劇場版『きのう何食べた?』」
【受賞コメント】
この賞をいただき、ようやくスタートラインに立てたなと思っています。俳優の道を志してよかったのかなと、少し背中を押してもらえたような気持ちです。渡辺謙さんの言葉にもあったよに、映画は社会を映しだす鏡だと思っています。これからも世の中に少しでも貢献できるように努めていくと共に、偏見や差別や戦争のない、平和な世界が訪れることを強く願っています。
【受賞者紹介】
小劇場の舞台を中心に活動したのち、映画やドラマにも出演。15年の特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』(EX)や17年の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)で注目を集める。「ヤクザと家族 The Family」では、主人公・山本賢治を慕う半グレの木村翼、「劇場版『きのう何食べた?』」では、自由奔放なジルベールこと井上航という対照的ともいえる役柄を演じた。2 1 年は他に「東京リベンジャーズ」「彼女が好きなものは」、TVドラマ『演じ屋』(WOWOW)、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)、舞台『泥人魚』などがある。
尾上右近「燃えよ剣」
【受賞コメント】
本作に関わったすべての皆さまに、感謝を申し上げたいと思っております。また、本日この会場にいらっしゃる映画界の皆さま、どうぞこの新人俳優賞の私を買ってくだい。たくさん、映画に出たいと思っておりますし、ここに戻ってくることを信じておりす。そして、観客や視聴者の皆さま、歌舞伎と映画を見に来てください。エンターテインメントの力を心から信じております。
【受賞者紹介】
清元宗家七代目清元延寿太夫の次男で、曾祖父は六代目尾上菊五郎、母方の祖父は俳優・鶴田浩二という家系に生まれる。00年に歌舞伎座で初舞台を踏み、05年に二代目尾上右近を襲名。18年には清元栄寿太夫を襲名し、俳優と清元の両立が注目を集める。近年は歌舞伎以外のミュージカル舞台やTVドラマなど多方面で活躍。初出演映画の本作では、新選組を配下に置く会津藩藩主・松平容保を威厳豊かに演じた。21年は他に、舞台『衛生~リズム&バキューム~』、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)などがある。
宮沢氷魚「騙し絵の牙」
【受賞コメント】
本作のスタッフ、キャストの皆さま、そして家族、事務所の方々、ファンの皆さまに、感謝しております。ここ2、3年ほど、コロナで世界中がちょっと暗い毎日をおくっていますが、あらためて映画の素晴らしさや皆さまに希望を与える作品が、こんなにたくさんあるんだということを、再確認することができました。これからも素敵な作品が多く生まれることを願っております。
【受賞者紹介】
大学在学中の15年にオーディションでグランプリを獲得し、『MEN'S NON-NO』専属モデルとしてデビュー。17年のTVドラマ『コウノドリ』(TBS)で本格的な俳優デビュー。18年『BOAT』では初舞台にして初主演。19年「映画賭ケグルイ」で映画初出演し、20年「his」で映画初主演。本作では、新人小説家・矢代聖をミステリアスに演じ、物語の鍵を握る役回りを担った。21年は他に「ムーンライト・シャドウ」、TVドラマ『ソロモンの偽証』(WOWOW)『星とレモンの部屋』NHK)、舞台『ピサロ』などがある。
Fukase「キャラクター」
【受賞コメント】
素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。私ごとなのですが、いま、自身のバンド(SEKAI NO OWARI)がデビュー10周年を記念したツアーを行っていまして、10年間も音楽をやらせていただいた先に、こういう素晴らしい賞をいただける未来が待っていると、10年前の僕が知ったらどう思うだろうなあと思いながら、この場に立っています。とても嬉しいです。
【受賞者紹介】
07年結成の大人気バンド“SEKAI NO OWARI”ではボーカルの他、楽曲や世界観の創造、ライブの演出なども行う。ファッションや絵画でも独自の感性を発揮し、多方面で注目を集る。21年には初の絵本『ブルーノ』を上梓。1年以上の準備期間を経て撮影に臨んだ本作では、主人公・山城圭吾の描いた漫画の中の事件を再現する連続殺人犯・両角を演じ、演技初挑戦とは思えない鬼気迫る怪演で魅了した。劇中の部屋の巨大な油絵も自身が手掛けている。第46回報知映画賞で新人賞を受賞。