レビュー一覧
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村松健太郎さん(33歳) |
2012年アカデミー賞会員を務めて。 早いもので、最初に通知を頂いてから1年が経とうとしている。最後の大仕事である最優秀賞への投票と3月88日の授賞式への出席が控えているが、これで非常に貴重な一年が無事終わることになる。 個人的な事情の話になるが、20代から10年ほど映画の仕事をしていたものの、大きな病を患ってしまい仕事どころか自宅で普通に過ごすことすらできない身になってしまった。子供の頃から大好きであった映画に関わる仕事に就けていたことに、充足感を抱いていた自分としては、あまりにも大きな喪失感があった。2年程前からやっと、体調が戻ってきたという感覚があったものの、もう一度映画の傍に身を置くことはできないと思っていた。そんな中で、この一般参加企画の存在を知ったときは、大げさではなく一筋の光明を見た気がした。とはいえ、どのような基準で選ばれるのか見当もつかずにいたので、選考に通り会員証が手元に届いた時には本当に嬉しかった。 いい映画ばかりを見られたわけでもないし、自分の文章の出来にも疑問はあるものの、この一年は本当に素晴らしい経験をさせていただいた。本当にありがとうございました。 |
横沢佑真さん(20代/飲食業) |
人間の煩悩は108つある、らしい。だから、というわけでもないが、日本アカデミー賞のぴあ特別会員になった昨年、僕は映画館に108度足を運んだ。煩悩の数だけ、映画を鑑賞したのだ。 それだけ劇場に訪れれば作品の違いだけでなく、様々な体験があった。広い場内に一人きりで貸し切りスクリーンを満喫したり、地震で上映が一時ストップしたり、いざクライマックスという時にどうにもこうにもトイレが我慢できずに僕の膀胱がどんでん返しになったり。忘れられない思い出だ。その108回の鑑賞は除夜の鐘のごとく、映画という娯楽に浸りっぱなしな僕の煩悩を打ち消した。なんてことは、到底皆無であり、何故ならスクリーンへの欲求は高まる高まる膨れ上がるの一辺倒だった。だって予告編、面白いんだもん。ひとつの映画を観るごとに上映前の特報や予告でまたいくつかの作品を観たくなる。こりゃ、抜け出せそうもない。スクリーン欲求バンザイ、映画煩悩どんと来い。って感じだ。 結論。僕は相変わらず、今年も大好きな映画を見続けるだろう。だって、変わるのはNoMore映画泥棒のムービーだけで充分でしょ。 |
MIKIさん(女性/50歳/会社員) |
夢のような1年…「ぴあ」の日本アカデミー賞協会会員企画の締切から1か月、諦めた頃に届いた当選メールに「やったー」と一人叫んでいました。そして昨年は映画を見まくった1年でした。新作映画を確認して今週は何を見るか計画を立てての鑑賞。特にアニメ映画は今までにないくらい多くの作品を見ることができました。 映画レポート提出では、普段書いている自分のブログとは別にレポートを書くことや、文を推敲し提出するのはいい経験になりました。稚拙な文章にも拘らず、日本アカデミー賞のHPにアップしていただきとてもうれしく思います。また、今年同時にぴあ特別会員になられた皆さんのレポートを拝見し、こんな見方があるのかと自分の感想との違いも感じました。 年末には日本アカデミー賞の投票。用紙を手にしてみると、どの作品を投票しようかとさんざん迷い、ギリギリになってようやく投票用紙を書き上げるという、うれしさと忙しさの年末、映画三昧の夢のような1年でした。あっというまに昨年が終わってしまった気がしますが、機会がありましたらまた日本アカデミー会員として映画を見て、いい作品に投票をしたいなと思います。 |
宮本さん(女性/19歳/学生) |
たくさん観ました!この1年間、夢みたいにたくさん映画館に通いました!今までお金が無くて諦めていたような作品もためらわず観られたり、あまり興味が湧かない作品も積極的に観に行けたり……そして、そんな中で大好きな作品に出会える喜びを味わえて、本当に幸せでした。 そのように多くの新作映画を観させて頂いた中で起きた一番の変化は洋画が大好きになったことです。恥ずかしながらこれまで洋画をあまり観ていなく、そのせいか少し苦手意識がありました。ですが、新作映画をどんどん観て行くうちに自然と洋画を観る頻度も高くなり、「幸せへのキセキ」や「アベンジャーズ」など好きな作品と出会う事で苦手意識が徐々に薄れていき、気付けば邦画と同じように洋画の新作もチェックしていました。 もちろん邦画も素晴らしく、「キツツキと雨」「あなたへ」「夢売るふたり」「北のカナリアたち」など、印象に残った作品を上げていくとキリがなく、最優秀賞の発表が楽しみで仕方ありません。この先に公開する邦画も楽しみな作品ばかりです。 1年間、貴重な体験をありがとうございました。映画が更に好きになりました。今年も変わらず、たくさん映画館に足を運びたいと思います! |
丸茂さん(女性/26歳/販売業) |
最後のレポートは、2012年に観た映画の中から、胸がときめいた俳優さんを作品と共に振り返っていく。 第3位 ロバート・ダウニーJr.「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」。超変人なのに、茶目っ気たっぷりでどこか憎めない…。不思議な色気を放つホームズにすーっかりノックアウト!クセ者の天才を演じさせたら、ピカ一の演技力。素敵なおじ様の代表格!第2位 ベン・ウィショー「007 スカイフォール」。2012年の大穴!伝統ある007シリーズに現れた、今時のメガネ男子。アクションシーンはないが、パソコンを淡々と操りボンドをサポートする、マイペースで飄々とした演技が素晴らしい!オシャレな外見もグッド!カーディガン萌えっ!第1位 ジョセフ・ゴードン=レヴィット「ダークナイト・ライジング」。正義を求めてゴッサシティを駆け抜ける、ひたむきで熱い警官役に胸キュン!ファンにはたまらない、かなりオイシイ役どころで、男前度が更にアップ! 文字数の関係でベスト3までの発表となったが、ぴあ特別会員に選んで頂いたおかげで、2012年は素敵なメンズに映画館でたくさん出会えた。2013年はどんな出会いがあるのか、楽しみだ。 |