レビュー一覧
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関山大輝さん(男性/20代) 「AI崩壊」ジャパンプレミアにて鑑賞 |
入江悠監督が完全オリジナル脚本に挑戦された本作は、今後の日本映画業界の方向性を大きく変える分岐点になったと感じました。私自身が感じる従来型の手法から、あえて離れて製作されたこの作品に非常に心を踊らされました。 私のお勧めポイントは、AIにおける光と陰を描写していると同時に、親子愛や師弟愛などの暖かい人間味を感じられることです。この作品から、AIを通じて『本当に大切なことは何なのか?』ということを、痛感させられると思います。エンドロールに流れるAIさんの歌う『僕らを待つ場所』は、そのような私たちの感情を更に深めてくれます。 そして、セットやCGに頼ることのないリアルな作品模様も必見です。大型船や一般道路での大規模な撮影、物語のキーとなる桐生の疾走シーンは、潜在的な感情を揺さぶってきます。それに加えて、横山克さんが手掛けたサウンドトラックで、更にエモーショナルになると思います。その行く末には、衝撃の結末が待ち受けています。是非、完全オリジナル脚本であるからこそ分からない本作の全貌をご自身の目でお確かめ下さい。 このような時期ですが、「AI崩壊」はじめ素晴らしい作品の鑑賞を通して、今後更なる日本映画業界の発展を願っております。 |
槙マチコさん(女性/50代) 「私がモテてどうすんだ」7月15日 109シネマズ二子玉川にて鑑賞 |
今日は水曜日でレディースデイだし、映画を観ようと映画館に着くと、ちょうどよいタイミングで「私がモテてどうすんだ」がこれから始まるところ。この作品は、自分の恋よりもイケメン同士が恋する妄想に夢中なBL好きの女子高生が、それをひた隠しにしながら、イケメンたちと学園生活でリアル乙女ゲームを繰り広げていくお話で、原作は、第40回漫画賞・少女部門を受賞、累計発行部数300万部を突破しているアニメ化もされた超人気コミックです。 主人公の花依は、二人一役で富田望生さん演じるふとっちょ女子高生で、愛するアニメキャラが死んだショックで激やせしてしまったら、だれをも魅了する山口乃々華さん演じる美少女に大変身。吉野北人さん、神尾楓珠さん、伊藤あさひさん、奥野壮さん演じる学校でも有名なイケメン達にモテてしまう逆ハーレム状態に。 再度太ってしまった花依を美少女に戻すべく、あみ出されたご褒美ダイエットや、ちりばめられた小ネタがとてもテンポ良くセリフも名言!特典映像にもとても力が入っていますのでエンドロール後も必見です。『これぞ映画館で見る醍醐味』という感じで、製作者の方の映画への熱い思いと、愛と、素の演者さんの顔を楽しむことができます! |